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在宅介護/アルツハイマーデー/クラウドファンディング

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2023年9月20日(水)

先日、認知症の90代のお母様が、あることで入院され、その後食事もとれなくなり、寝たきりになってしまわれ、医師からは終末医療について説明されたという方からお電話をいただきました。

息子さんであるその方は、お母様が入院する前は普通に食事がとれていたこともあり、はたしてこのままでいいのだろうか、何かできるのではないか、と悩まれていました。

その時、以前「認知症(レビー小体型)息子介護で母生きた」の本を書かれた当店のお客様だった北条美道さんのお話しを少しいたしました。

北条さんは、当時入院されていたお母様が食事をとれなくなり、病院から胃ろうをすすめられますが、それを拒否します。

そして、お母様を自主退院させて在宅介護を始めると、食事も少しとれるし、飲み物も飲めるようになったといいます。

いま、改めてこの本を開きますと、「病院というところは安全優先で、食べさせたり飲ませたりしてくれないだけなのだ」と北条さんは書いています。

その後、北条さんは在宅介護のあらゆる問題を試行錯誤で解決しながら、1ヶ月もたないといわれ自主退院してからは6年4ヶ月、それ以前も含めると、9年1ヵ月という長いシングル介護を経て、お母様を病院の器機につながれることなく、覚悟を持って自然なかたちでお見送りされたのでした。

お電話をいただいた先ほどのお客様も、これからお母様を退院させて、在宅介護を検討されているようでした。

北条さんにいろいろとお聞きしたいとおっしゃっていましたので、そのことを北条さんにお伝えしますと、快く受けてくださいました。

在宅介護つながりで、もうひとつ余談ですが、私は縁あって、インドネシアから研修実習生として日本で働いている20代、30代の男女の複数名の方々と交流があります。

彼らには日本の老人ホームなどの施設が理解できないようです。

「なぜ家でみない?おかしい」と。

インドネシアでは、若い彼らが近所の小さい子供の面倒を普通にみたり、お年寄りの世話をしたり、そんな協力し合う生活が当たり前のようです。

日本でも、現在、在宅介護をサポートするしくみが多くあり、最近では、できる限り住み慣れた地域で暮らせるよう、高齢化に対応する新たな類型として、政府も推進しています。

 

さて、9月21日は世界アルツハイマーデーです。

国際アルツハイマー病協会(ADI)が認知症への理解をすすめ、本人や家族への施策の充実を目的に1994年に制定されました。

アルツハイマーデーに合わせて、「公益社団法人 認知症の人と家族の会」は、9月21日より11月18日まで、認知症への正しい理解をすすめる活動のためにクラウドファンディングを開始します。

ご支援いただける方は、こちらよりお願いいたします。

「認知症の人と家族の会2023 孤立する認知症の人や介護家族をゼロに」

https://readyfor.jp/projects/ninchishoukoritsuzero2023

 

 

 

 

 

 

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