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2022年9月01日(木)
9月は「認知症になっても安心して暮らせる社会を」世界アルツハイマー月間です。
そして9月21日は世界アルツハイマーデイです。
世界アルツハイマーデー(9月21日)は、国際アルツハイマー病協会(ADI)が認知症への理解をすすめ、本人や家族への施策の充実を目的に1994年に制定されました。
9月を世界アルツハイマー月間として世界各国で啓発活動を行っています。
日本では「公益社団法人 認知症の人と家族の会」が中心となり毎年全国各地で啓発活動に取り組んでいます。
2022年標語は「 忘れても あなたはあなたの ままでいい 」です。
9月21日には各地のランドマークや庁舎等が、認知症支援・啓発活動のテーマカラーであるオレンジ色にライトアップされ、その様子がYouTubeで19時よりライブ配信されます。
詳しくは 「Live! ライトアップ 2022」をご覧ください。
標語の「忘れても あなたは あなたのままでいい」ですが、多くの人はご家族が認知症になった時、「どうしてできないのか、どうしてそんなことを言うのか、どうしてわからないのか」と悲しんだり、介護の大変さに苦しんだりで、とても「あなたはあなたのままでいい」とは思えないのではないでしょうか?
ですが、これは認知症の方への悟りを開いた究極の言葉かな、と思いました。
「悟りを開く」という言葉は仏教からきているそうですが、「心の迷いが解けて、真理を会得する」と辞書にあります。
苦しい事を諦めたり、物事の本当の部分を理解して雑念がなくなり周囲に配慮できる。
認知症にならなければ、、、という執着は捨てて事実を受け止め、病気を深く理解してあげると自然に「忘れても あなたはあなたのままでいい」と思えるのではないでしょうか。
日々の感情、特に家族に対するものですと遠慮がない分、難しい部分もありますが、「悟りを開く」ことで心が少し楽になるのかもしれません。
札幌市中心部近くにある北大植物園より
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