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認知症になっても住みよい地域づくり

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2024年9月27日(金)

9月は世界アルツハイマー月間でした。

先日札幌市で行われた札幌市介護保険課と札幌認知症の人と家族の会主催「認知症の人を正しく理解する研修会」に参加してきました。

認知症の奥様やご主人の介護体験発表はとても興味深いもので、また大変頭の下がる思いでした。

どんなにおかしなことを言っても笑顔で肯定してあげる。

笑顔で、というのがポイントだそうです。

また、余程危険なことでなければ自由にさせておとがめしない。

たんすからものを出しても、あとで元にもどせば良いと。

すんなりそうできるようになるまでは数年かかったそうですが、とにかく一人で考えず、誰かに相談することが大切だと話されていました。

そして現在住まわれている地域では、医療従事者の方々がボランティアと連携し、相談会の開催や啓発活動などを行い認知症になっても住みよい地域を目指して、街づくりに取り組まれているそうです。

それには、医療や介護も大事ですが、なにより地域で「ご迷惑おかけするかもしれませんが」と言い合える関係性が大事だそうです。

この地域がモデル地域となり、いつか全ての地域で認知症の人との共生社会を築くことができれば良いと思いました。

 

高齢の父が肺炎で入院しました。

父は歩行がやや困難で杖をついて歩くことも多いですが、日頃からじっとしていられなく、夏は家庭菜園、冬は雪かきと動きまわっています。

ところが今回の入院では転んでは困るからとトイレへも一人では行かせてもらえず、センサーがついていて、ベットの横で体操していただけで看護師が飛んできて、ベットから降りないでくださいと。

肺炎とはいえ、比較的元気で、この1週間全く歩けないことがつらいと言っていました。

これでは余計に歩けなくなってしまいます。

病院に入院すると歩けなくなって帰ってきた、認知症になってしまった、などというお話しは、これまで多く聞いてはいましたが、このような状況では本当に心配ですね。

どうにかならないものでしょうか、と改めて思いました。

 

 

 

 

 

 

 

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