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2017年7月24日(月)
認知症の医療や介護に功績のあった人や団体に贈られる「日本認知症ケア学会・読売認知症ケア賞」(日本認知症ケア学会主催、読売新聞社特別後援)平成29年度功労賞にレビー小体型認知症を発見した小阪憲司先生(横浜市立大学名誉教授・クリニック医庵センター南)とともに「ANM176臨床観察研究会会長」の中村重信先生(広島大学名誉教授・洛和会京都新薬開発支援センター)が受賞されました。
また、平成24年度には、同じく「ANM176臨床観察研究会」の佐々木健先生(医療法人きのこエスポワール病院)が受賞されています。
中村先生は認知症治療薬の研究・開発に長く携わっているだけでなく、早くから認知症の方と家族の方の声に耳を傾け、「認知症の人と家族の会」の顧問を務められています。
中村先生のインタビューの記事を読みますと、「医者として薬で治したいという思いが強く、治療への情熱が研究生活を支えてきた。それは今も変わらないけれど、アルツハイマー病になってから治すという発想を転換し、ならないための新薬の開発に取り組んでいる」とのことでした。
先日の日経新聞でも、アルツハイマー病の新薬候補はどれも不発で、患者に効き目は表れず、発症前から治す必要があると発想を転換する動きがあるそうです。
米製薬大手メルクは、アルツハイマー病治療薬の一部開発を「肯定的な結果が得られる可能性はほぼ無い」との評価を受け、中止すると発表したそうです。
現在、認知症を発症した段階では、すでに神経細胞が壊れており、ひとたび壊れ始めると食い止めるのは難しく、進行を完全に食い止めることはできないという見方です。
原因は「アミロイドβ」と「タウ」の2つの原因物質が発症に関係するという説が有力ですが、これとは別に脳の中の免疫細胞「ミクログリア」の暴走が原因との説も取り沙汰されたりと、発症の原因すらも定まっていない中、認知症患者は急増という実情だそうです。
このようなことからか、最近お客様からお電話でお聞きするお話しは、「認知症に出されるお薬のいい話を聞いたことがないので、実は飲ませていない」「医師も無理に薬を進めない」「良いといわれるサプリメントなどはどんどん試してみても良いと医師に言われた」というような内容が多くなっています。
ANM176Ⓡは、認知症に用いる特許を取得しているサイジェニック社のノウハウのもと日本でつくられていて、副作用もなく、長期にわたってご飲用されても安全なように設計されておりますので、ぜひ、多くの方にお試しいただければと思います。
北海道でのガーデンアンゼリカの試験栽培で、今年収穫した根の有効成分を測定したところ規定値以上であることが確認できたそうです。
ヨーロッパの市場で流通しているガーデンアンゼリカ根の8割には、記憶や学習を阻害する神経毒性を抑制する成分が入っていませんので、今回の試験栽培は、まだまだ課題はあるものの、国産化に向けての大きな1歩となったようです。
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