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2025年9月11日(木)
9月21日は「認知症の日」世界アルツハイマーデーです。
国際アルツハイマー病協会(ADI)が認知症への理解をすすめ、本人や家族への施策の充実を目的に1994年に制定されました。
また9月を世界アルツハイマー月間として世界各国で啓発活動を行っており、「認知症の人と家族の会」は今年も全国各地で啓発活動に取り組んでいます。
また、10月26日には認知症の人と家族への援助をすすめる「全国研究集会」が札幌で行われます。
詳しくは「認知症の人と家族の会」のホームページをご覧ください。
テーマは「最期まで私らしく生きたい」となっていますが、私は今このことを実感しています。
今年87歳の父は、歩行は困難になってはいましたが、認知症ではありませんでした。
LINEもしますし、バーコード決済もできますし、店員さんに褒められては嬉しそうにしていました。
家庭菜園を楽しみながら収穫した野菜を送ってくれたり、今年6月に好きな野球の日ハム戦を観にエスコンへみんなで行った時は本当に嬉しそうでした。
そんな父が、ある病気で入院となり、日に日に弱く、滅入って行きました。
病院では忙しいのか、トイレへ連れていってくれないばかりか、便をしてナースコールをしてもおむつ交換だとわかると、そのまま何時間も放置されたりするようです。
何度も病院側に伝えましたが、改善されることもありません。
面会も予約制で平日の14時から17時の15分~30分で、土日は面会できません。
頭がはっきりしていた父が、薬の副作用で下痢になり、便をしても放置され、ベッドの上でただ天井を見つめている、、、
「どうしたらいいのかわからない」
「見捨てられたような気持ちだ」
そのような言葉を当初LINEで私に綴っていた父ですが、今は毎日私が送るLINEも既読にはなりません。
充電が切れたのかとも思い電話をしてみたら、つながりました。
「LINE送ってるから見てね」と伝えましたが、やはり既読になることはありません。
会話も少しづつ噛み合わないこともあり、やはりこういうことなのだと思いました。
高齢になり、認知症にならなくても、病気で入院してしまったら、「最期まで私らしく生きたい」という願いはかなわないのだと。
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