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2023年6月23日(金)
「札幌認知症の人と家族の会」主催の令和5年度「認知症のひろば」が中央区かでる2.7 で開催されました。
認知症への理解を深める「学びのひろば」では栄町ファミリークリニックの中川院長と草島副院長がお越しくださり、草島副院長が「認知症の理解と訪問診療について」を講演されました。
また、会員による介護体験発表や、「相談のひろば」「予防のひろば」「展示のひろば」などがあり、ANM176は今年も「展示のひろば」で展示させていただきました。
認知症サポート医の草島副院長の実際に診療された認知症の患者様のお話しや訪問診療での看取りまでのお話しは、ご本人やご家族に大変寄り添った診療をされていることがとても伝わりました。
認知症のお母様を介護されていた会員さんの介護体験発表では、特に印象に残ったのが、大腿骨折で入院されていたお母様を、退院は無理だと反対する病院を押し切って退院させると、台所までスタスタ歩いてお茶碗を洗ったり、処方されていた睡眠薬がなくても夜寝るようになったことなど、その都度のご家族の選択がすばらしいなと思いました。
その選択がなければ、お母様は歩くこともままならず、夜は睡眠薬を処方され続けていたことでしょう。
他にも、決して否定はしないでね、とご家族の間ではなっており、「人が来るから駅に迎えに行く」と言うお母様をお父様が駅まで連れて行き、来る当てのない人を二人で待っていた、というお話しは、駅の椅子に座るお二人のご様子が目に浮かぶようで、心に残りました。
そして札幌家族の会下村副会長より、認知症の人への基本姿勢、対応の心得は
驚かせない 急がせない 自尊心を傷つけない
そして、何より「叱らない」だそうです。
マスク着用が自主判断になってから私はマスクを着用していませんでしたが、「認知症のひろば」では久しぶりに長時間マスクを着用しました。
とっても苦しかったですが、最近またコロナが増えているようですので、皆様もどうぞお気をつけてお過ごしください。
ガーデンアンゼリカの今年の収穫が6月中旬に終わりました。
後日写真を含めてご紹介したいと思います。
札幌認知症の人と家族の会 大野会長と
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