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2023年5月17日(水)
新型コロナウイルスの発生から3年余りが経ち、5月8日より「2類」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられ、今まで中止を余儀なくされた様々なイベントも開催されるようになりました。
長い長い自粛期間ではありましたが、やっと通常の生活が戻ってきた感じです。
「札幌認知症の人と家族の会」主催の令和5年度「認知症のひろば」も6月22日木曜日 10時30分~15時まで札幌市中央区北2条西7丁目かでる2.7 8階802研修室で開催されることとなりました。
認知症への理解を深める「学びのひろば」では栄町ファミリークリニックの中川貴文院長の講演があります。
また、会員による介護体験発表や、「相談のひろば」「予防のひろば」「展示のひろば」などがあり、ANM176は今年も「展示のひろば」で展示させていただくこととなりました。
販売はしておりませんが、サンプルなどご用意しております。
家族会のお世話役の方々も大変あたたかいアットホームな雰囲気です。
今は、インターネットなどで何でも検索して調べられる時代ですが、お顔を見て直接お話しすることで理解を深めたり、前向きになれたり、良いことも多くあります。
入場無料ですので、ぜひご来場されて、お気軽にお声かけください。
「札幌認知症の人と家族の会」ホームページでもご覧いただけます。
あるお客様のお話しです。
お子様二人をお育てしながらお母様を10年ほど介護されたのち、お母様は最近施設に入所されました。
私は10年間という長い年月を考えると、「少しほっとされたのではないですか?」などとなんの躊躇もなく言ってしまいました。
それは、今までまわりでも、お客様でも、そのようなお声が多かったこと、また、自分でもきっとそう感じるだろうと思ったからです。
ところが、そのお客様は「いえ、さみしくてさみしくて、毎日泣いているんです。嫌なことは何もなかったです。母のことが好きで、私は親離れできていないんです。」とお電話の向こうで涙声になられました。
通常「親離れできない」といえば、いつまでも親に頼り依存するといったイメージですが、この方は逆にお母様を10年も介護してのお言葉ですから、その深い愛情に、胸が熱くなりました。
お母様はなんてお幸せなのだろうと思うのと同時に、この方のとても協力的な二人のお子様も、いずれ同じようにこの方を大切にされているのが目に浮かぶようでした。
お客様とのお話しを通して、私もあたたかく優しい気持ちになり、自分の最初の言動を深く反省したのでした。
ガーデンアンゼリカ試験農場の2年目ガーデンアンゼリカ。ここから一気に成長して6月には花を咲かせます。
6月には収穫です。
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