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2017年5月11日(木)
ANM176ヒト試験連絡会トピックスNo.14「健忘と認知症の違い」の中で、「フレンチパラドックス」と言う疫学調査のことが書かれていました。
フランス人は乳製品の消費量が多いにもかかわらずワインを日常飲んでいるから他の欧米人より長生きと言う内容です。
その後、フランスのボルドー大学が65 歳以上の高齢者を3 年間に亘り追跡調査し、赤ワインを1日375~500mℓ飲んでいる人は、飲んでいない人に比較して認知症の発症が3分の1に減少した、と言う結果でした。
しかし、この話には後段があり、ドイツ産のワインでは効果がないと言う調査があり錯綜しています。
これは食品の宿命で、どの成分が効果を発揮しているのか明確でないためです。
その後、レスベラトロールと言うワインに含まれる成分が効果の元である、と言われましたが、レスベラトロールが臨床試験で認知症に有効であることは示されていません。
レスベラトロールやフェルラ酸は高齢によるストレス耐性の低下を抑制しますが、認知症の発症にはストレス耐性の低下だけでなく炎症など様々な要因が関与していると言われており、今のところ、1つの成分で認知症を予防できることは示されていません。
ANM176Ⓡは関与成分が明確で、ストレス耐性低下を抑制するフェルラ酸と抗炎症作用があるガーデンアンゼリカの特定クマリン類による相乗的な作用によって発揮され、アルツハイマー病の改善に役立つことが示され、また、認知症の予防に役立つ可能性があります。
と、その矢先、昨日のNHK「ためしてガッテン」で、ちょうど慢性炎症を止めれば健康寿命が伸びると出ていました。
慢性炎症とは自覚のない弱い炎症が続いている状態で、これが続くといずれ臓器や血管や神経細胞を傷つけます。
まさにいつも言っているフェルラ酸だけでは効果は期待できず、ガーデンアンゼリカの抗炎症作用のある特定クマリンが不可欠という内容にあてはまるものでした。
このことからもやはりANM176Ⓡは認知症予防に役立つ可能性のある数少ない食品のひとつといえるでしょう。
現在、認知症予防改善推進会のホームページを制作中とのことで、仕上がりが待ち遠しいのですが、その際はまたここでご紹介させていただきます。
先日、ANM176Ⓡをご夫婦でご飲用いただいているお客様から、妹さんにも紹介したいのでとサンプルの依頼を受けました。
それから数日後、その方から記念切手とともに美しい字でお礼のお手紙が届いており、思いがけない出来事に大変驚きました。
その中ではANM176Ⓡのことを、「何よりのお守りができました」とあり、「お守り」というその表現にとても感激いたしました。
私もこのうれしいお手紙が「お守り」ですよ、と思ったのでした。
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