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長期ドネペジル投与の病態変化と安全性

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2018年9月05日(水)

順天堂大学の新井 平伊医師らによる「日本人アルツハイマー病患者に対する長期ドネペジル投与の病態変化と安全性」についての長期かつ大規模な研究(J-GOLD試験)の最終報告があったようです。
この研究では、新規のアルツハイマー病治療患者(新たにアルツハイマー病治療を受けた患者)およびアルツハイマー病治療継続患者(試験開始時にアルツハイマー病の薬物治療を受けていた患者)を対象として、48ヵ月、薬物治療に伴う認知機能の変化および認知症の重症度と、その安全性について評価を行ったものだそうです。

その結果は以下のようになっています。

〇ベースラインと比較した認知機能の有意な減少は、新規アルツハイマー病治療患者では24ヵ月後、アルツハイマー病治療継続患者では6ヵ月後に認められた。

〇ベースラインと比較し、認知症の重症度が改善または維持された患者の割合は、新規アルツハイマー病治療患者では48ヵ月で59.27%、アルツハイマー病治療継続患者では48ヵ月で57.09%であった。

〇ドネペジル塩酸塩に安全上の大きな問題は認められなかった。

 

この結果からいくと安全性には問題なく60%弱のアルツハイマー病患者に有効ということになります。

フランスの報告とは違い、受け止め方も様々です。

認知症の医薬品は全て神経に直接作用するもので、これらの効果はもとに戻そうとする神経の作用があるため一時的にしか進行を抑制できないそうです。

また、一時的に効果があった後に、効果がなくなってからも使い続けないと更に速く悪化するとも言われています。

その為、最初からお薬を使わない選択をする方もいるようです。

認知症用医薬品アリセプトを1年以上使い続け、進行抑制効果が無くなった後でもANM176を併用すると再び抑制する効果が確認されています。

ANM176は、神経に対する直接的な作用はなく、神経の環境に作用して予防や改善に役立つとされています。

先日パーキンソン病の医療講座で講義されていた先生もお話しされていましたが、薬だけにたよらずに、何ができるか、良いといわれること、考えついたことはとりあえず実践してみましょうと。

だめならまたやり直せばいい。

小さいことの積み重ねで、少しでも良い方向に向かうよう、あきらめないで、前向きに取り組んでいくことが大切ですとお話しされていて共感いたしました。

アルツハイマー病の原因といわれているβアミロイド神経毒性を抑制するフェルラ酸及びガーデンアンゼリカ根の12成分を規格化したANM176をその選択肢のひとつとして、ぜひお試しください。

 

 

 

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