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2017年2月01日(水)
認知症の中で最も多いのはアルツハイマー病ですが、アルツハイマー病の発症をもし5年遅らせることができたなら、アルツハイマー病患者が半減するとの報告があります。
いかに前段階のうちに抑制するかがとても重要になってきますが、アルツハイマー病用医薬品でのMCIからアルツハイマー病への移行抑制効果はないそうです。
そのため、非薬物療法の研究がいろいろ行われています。
「認知症の改善と予防を推進する会」や認知症を専門とする研究者による「ANM176観察研究会」ではANM176Ⓡを使用することによってアルツハイマー病発症抑制の可能性を確認したいと考え、いろいろ検討されています。
認知症患者を対象とした、漢方生薬のトウキを使った医薬用製剤INMⓇ176と一緒に行った臨床試験では、アルツハイマー病用の医薬品のアセチルコリンエステラーゼ阻害薬の全ては6週間目にピークを迎えたといいます。
中枢神経系の神経伝達に直接介入しても効果は一時的にならざるを得ないようで、その反対に神経に直接影響していないINMⓇ176はその後も改善する傾向を示したといいます。
同様にANM176Ⓡを使った臨床試験でも同じ結果が窺え、このことからもINMⓇ176やANM176Ⓡはアルツハイマー病用の医薬品のアセチルコリンエステラーゼ阻害薬とは進行抑制の作用が異なることを意味しています。
ANM176Ⓡのフェルラ酸と同じく主要成分であるガーデンアンゼリカ根の抽出物は抗炎症作用がありますが、今年もまた北海道の農場で新たに輸入した種と昨年北海道の試験栽培で収穫された種をペーパーポットに植えていただき、その後は成長などを比べつつ栽培されます。
また、現在試験栽培中のガーデンアンゼリカが2年目を迎え花が咲くので、その際に茎も違うかたちで利用するため、5月には刈り取りがあるようです。
漢方を栽培している農場主さんと思考錯誤しつつ、また東京農大や北見工大の先生にもご指導いただけるとのことでしたので、その後、夏には根の収穫もありますし、1年を通して忙しくなります。
ガーデンアンゼリカをヨーロッパから輸入して大量生産するサプリメントとは違うので、やはり他では絶対やらない製法だと思いますし、ガーデンアンゼリカの12種の成分を安定的に抽出することは他ではできないし、そもそもその12成分の特定もむずかしいことだそうです。
もちろん食品は絶対安全でなければならないという前提のもとつくられています。
こうして良い商品をつくる仕組みが更に構築されていき、多くのお客様にご飲用いただくようになり、大変うれしく思います。
また、今年は国際アルツハイマー病協会と公益社団法人 認知症の人と家族の会主催の国際会議が4月26日から京都で行われます。
大会組織委員長は「ANM176臨床観察研究会」会長「認知症の人と家族の会」顧問の中村重信先生です。
国際会議に関係される方々は準備に追われる忙しい日々をお送りのことと思います。
家族会のこれまでの功績は大変大きいものと思っておりますので、国際会議も無事成功に終わりますように陰ながらお祈りいたしております。
当店は「認知症の人と家族の会」の賛助会員で、今年度も引き続き会報誌「ぽ~れぽ~れ」に協賛広告を掲載させていただきます。
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