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フランスでアルツハイマー病治療薬が医療保険外に

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2018年6月07日(木)

6月1日、フランス厚生省は、現在アルツハイマー病の治療に使われている「ドネペジル」「ガランタミン」「リバスチグミン」「メマンチン」を8月1日より医療保険から外すと発表しました。

このお薬はアルツハイマー病で認知症になった人に処方するお薬として日本でも広く使われています。

しかし、この治療薬はアルツハイマー病の進行を遅らせるというよりは、神経細胞の働きを手助けすることで、記憶力などが落ち込むのを一時的に緩やかにするもので、その効果は1年ともいわれています。

フランスにはHAS(高等保健機構)という公的な組織があり、医療保険でカバーする薬や医療技術などの臨床効果を評価しているそうです。

HASはアルツハイマー病治療薬の臨床的な有用性に関して世界中でこれまでに発表された研究を調べた結果、薬を使うことで施設への入所を遅らせたり、病気が重症化するのを抑制できたりなどの「良い影響」を示す証拠は十分ではないと指摘しました。

また、消化器系や循環器系などへの有害事象は無視できないとして、これらの薬を「医療保険でカバーするのは適切ではない」と勧告し、今回の結論に至ったそうです。

フランスはすごいですね。

日本ではどうでしょう。

日本でアルツハイマー病などの認知症治療薬に使われているお金は年間1500億円以上にのぼるそうです。

それをスパッとなくすのは、患者の立場からではなく、違う立場の理由で難しいということでしょうか。

まわりでも、お問い合わせのお電話でも、お薬を服用して食事ができない、気持ち悪い、動けないなどのお声が後をたちませんが、病院で処方され続けるのでやめることができないと思っている方が多いのです。

フランスでは今後、一時的に記憶が良くなるよりも、日々の生活の質が高まったり、施設に入所せずに自立して過ごせる期間が長くなったりなどの「良い影響」へ向けて、認知症を取り巻く環境全体を整える対策を重視していくようです。

そういえば、人間らしいケアの認知症介護術、「ユマニチュード」もフランスです。

ANM176は、認知症の治療方法がない中、お薬にたよらず、おおいに可能性のあるものです。

先日、お会いしたANM176メーカー社長もおっしゃっておりましたが、「とにかく早い段階から、続けること!」

1ヶ月、2ヶ月飲用して、効かないとやめられるのでは全く意味がないと。

現に長くご飲用されて何年にもわたり安定した生活を過ごされている方が多くいらっしゃいます。

認知症が進んだ方でも、記憶力は低下していても、日常生活動作が改善されたり保たれたりしています。

多くの人が、抗認知症薬が効く、効かないと振り回され、健康食品の様々にも踊らされる中、ANM176のお客様は、本当にご自身やご家族のために良いものを続けようという方が多いです。

その選択はまちがってはいなかったと思っていただけますように、といつも願っております。

 

 

 

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