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2017年9月13日(水)
9月10日、東京で「一般社団法人認知症予防・改善推進会」発足についての打ち合わせ会議があり、出席してまいりました。
普段お目にかかることができないANM176Ⓡ関連の方々や先生方にもお会いすることができて、本当に嬉しかったです。
残念ながら、国立長寿医療研究センターの遠藤英俊先生と岡山県きのこエスポワール病院の佐々木健院長はご都合のため、お越しになれませんでしたが、4時間に及ぶディスカッションはとても有意義なものでした。
ANM176Ⓡ開発サイジェニック社(特許所有)リーさんと並んで特許日本国内専用実施権所有ANM176Ⓡ製造元の株式会社エイワイシー 代表取締役柳町社長の進行で、お医者様、研究者、弁護士、社会福祉士、他、様々な経歴をお持ちの大先輩方々が、それぞれのお立場からのご意見を交換されておりました。
中村重信先生(洛和会京都新薬開発支援センター所長・広島大学名誉教授 公益社団法人 認知症の人と家族の会顧問)が、新しい抗認知症薬の開発はは莫大なお金がかかっているにもかかわらず連戦連敗で、一度アルツハイマー病になってしまっては、それを止めることはできないという中、風潮は認知症にならない薬の開発研究に変わっていっているということをお話しされていました。
認知症の予防も、はっきりとしたものはまだよくわかってはいないそうです。
そのような状況の中、ANM176Ⓡの可能性を調べることはとても価値のあることではないかとおっしゃっていました。
また、他では受け入れが困難な認知症の方ばかりをお受けしている認知症専門の介護事業所の所長さんからは、実際に利用者様がANM176Ⓡをご飲用されてから改善された例を具体的にお聞きしました。
私の中で、重度になってからでは難しいのではないかという思いも少しありましたが、そんなことはないのだと改めて感じました。
やはり、こちらでも嚥下機能の低下に良いようだとのお話しでした。
会議の後の懇親会でも、たくさんのパワーをいただき、とても充実した時間を過ごしたのでした。
中村先生に「日本認知症ケア学会・読売認知症ケア賞の功労賞おめでとうございます」とごあいさつをしましたら、すぐに笑顔で、「私ね、その賞をいただいて、とっても嬉しかったんです。」というお言葉がかえってきました。
お話しをさせていただいて私は、偉大な先生でありながら、まっすぐなその謙虚さと穏やかさ、優しさに感動いたしました。
「一般社団法人認知症予防・改善推進会」につきましては、また改めてお知らせいたします。
さて、9月は世界アルツハイマー月間です。
2017年の標語は 「寄り添えば こころも通う 認知症」です。
世界アルツハイマーデー(9月21日)は、国際アルツハイマー病協会(ADI)が認知症への理解をすすめ、本人や家族への施策の充実を目的に1994年に制定されました。
一昨年からは9月を世界アルツハイマー月間として世界各国で啓発活動を行っています。
「公益社団法人 認知症の人と家族の会」は今年も全国各地で啓発活動に取り組んでいます。
この度の打ち合わせ会議にご参加された山口大学医学部神経内科准教授の川井元晴先生も 「認知症の人と家族の会」の理事をされています。
私共も「認知症の人と家族の会」の賛助会員として会報誌「ぽ~れぽ~れ」に隔月で協賛広告を掲載しています。
また、2017年11月5日徳島県鳴門市での「認知症の人と家族への援助をすすめる第33回全国研究集会」開催に際しましても、協賛広告を掲載いたします。
今回会議にご参加された社会福祉士・精神保健福祉士・認知症ケア専門士の仲さんからいただいたご自身が代表をされている所沢市の「ディホーム花みずきの家」のパンフレットの中に「適切な支援と環境があれば認知症の進行は止められなくても、進行を遅らせ、安定した暮らしを続けることができる」とあります。
私共もそんな支えのひとつの力になりたいと思っています。
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