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2022年6月27日(月)
6月があっという間に過ぎていきます。
6月とはいえ毎日記録的な暑さが続き、皆様おからだは大丈夫でしょうか。
6月初旬はメーカーの方々が来道されました。
北海道ガーデンアンゼリカ試験農場に寄られ、その後社長と札幌でお会いしました。
昨年蒔いたガーデンアンゼリカは発芽がうまくいきませんでしたが、今年は順調に育っているので、来年の収穫はかなり大ごとになるようです。
また、毎週金曜日に札幌市社会福祉総合センター3階で、「札幌認知症の人と家族の会」の方が電話相談をしておりますので、2度ほどおじゃましてきました。
立ち上げの頃から40年近く中心となり尽力されてきた元会長や事務局長、お世話役の方に昔のお話しや現状などをお聞きしました。
まだ世間は認知症への理解など全くなく「ボケ老人」や「痴ほう」と呼び、部屋に閉じ込めたり隠していた時代に比べると、現在はずいぶんと認知症に対する理解も深まりました。
これまでのご活動がこうして活かされていることをつくづくと感じます。
そしてこれからも介護するご家族の大変さやつらさが共有され、介護相談や情報交換など、さらに認知症の人やご家族をとりまく環境が良くなるよう導いてくれることと思います。
先日、悲しい出来事がありました。
毎日、少なくとも3日に1回はウォーキングでお会いする80代の女性Hさん。
きれいな白髪ですが歩く姿はさっそうとしていて、いろいろなコースで歩き、いつも笑顔で、時に山林で発声練習、歌声が響いていました。
そんなHさんのお姿が見えなくなって1ヵ月以上。
お嬢さんがイギリスにお住まいで、遊びに行くはずだったのにコロナで行けなくなったと以前お聞きしたことがあったので、お嬢さんのところへ行かれたのかと思ったりもしていました。
ところが、実は5月に急に倒れられ亡くなられたとお聞きし、ショックで呆然としました。
花や木の移り変わりが毎日とても楽しいと、目を輝かせていたHさん。
Hさんのように歳を重ねたいと思っていましたし、まだまだずっと元気なHさんにお会いできると思っていました。
そんな悲しみの中、別の80代の女性がおっしゃられました。
「私は、うらやましいわよ。そういう逝き方、いいんじゃない?」と。
「この歳になると人生の終わり方も切実に考えるけれど、私はうらやましいわ。」と。
そうですね、Hさんは悲しむ間もなく、幸せなまま旅立たれたかも。
もう、お会いできないと思うと淋しいですが、Hさんのご冥福を心よりお祈りしたいと思います。
2020年2月14日のこのブログにも登場した発声練習中の赤い服のHさん
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